November 12, 2011
"架空だった外国銀行預金は、300~600億円で、約半分を占めています。外国には「BANK」と名の付く会社を簡単に設立できる国もあると記憶しています。銀行と記載のあるレターヘッド、英語以外の言語による表記、なにやらいかめしいサインがあれば偽造もできます。
通常、現預金勘定の監査手続きは新人が担当します。まさか銀行の実在性・妥当性まで調べるのは限界があると思います。
というのは、金融商品会計が日本に導入された2000年からリーマンショックの2008年までは監査業界は業務拡大期であり、圧倒的に公認会計士の人数が不足していました。通常のリスクアプローチから、ベテラン会計士は、売掛金、在庫、減損対象固定資産、繰延税金資産、M&A会計などのチェックに追われていました。
そのような監査現場からすると、現預金勘定の上司によるレビューが充分であったかは疑問です。残高確認状の偽造の可能性に気が付くことは「専門家としての正当な注意義務」の範囲であったかどうか。「この忙しいときに、そんなこと言わないでくれ。」というのが上司の本音だったかもしれません。
元証券会社出身者のアイデアでしょうが、この時代に現預金を水増しするとは盲点を突かれた思いです。"

ネクト会計事務所 Blog : オリンパス、預金水増し? - livedoor Blog(ブログ)